桂川潤の装丁 2010-2017
<予感>を包み込む
iPadが登場した2010年以降、書籍電子化の波を受けて、「紙の本と装丁は消えてしまうのか」と、あちこちで訊ねられた。出版状況はいっそう厳しいけれど、紙の本はどっこい生きている。魅力的な本屋やブックカフェが話題を呼び、ブックイベントが各地で催され、本と装丁の面白さに惹かれる人が以前より増えたように感じる。世の流れは未だ油断ならないが、存外一本調子ではなさそうだ。
桂川 潤「 理想の装丁?」より (岩波書店『図書』2014年11月号)
期間:2017年10月20日(金)- 25日(水)
時間:12:00-19:00 *ただし10/21と25は18:30まで 入場無料/会期中無休