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映画「隠された爪跡」&《In-Mates》上映会

 

共催:ほうせんか100周年追悼式実行委員会「百年 (ペンニョン)」
 
★上映後、アフタートークがあります。

 関東大震災から今年で100年。スコットホールで、朝鮮人虐殺についての映画を2本上映します。
 1982年、「まだ遺骨が埋まっているかもしれない」という地元住民の証言を元に、荒川河川敷で虐殺犠牲者の遺骨試掘作業が行われました。その様子と、虐殺当時の生存者や目撃者の証言を収めた貴重な記録映画『隠された爪跡』(呉充功監督/1983)を鑑賞します。
 飯山由貴さんの映像作品《In-Mates》(2021)は、戦前期の精神病院に入院していた朝鮮人患者をテーマにしたものです。昨年、東京都人権プラザで上映予定だったこの作品は、作中で朝鮮人虐殺を事実としていることに都が懸念を示し、上映が禁止されたことが問題となりました。
 スコットホールは、戦前期から朝鮮人留学生の集いの場となってきた空間です。なかでも震災から1年後の1924年には、虐殺犠牲者の追悼集会が開かれましたが、なだれ込んできた警察隊によって弾圧を受けてしまいます。このような歴史的背景のあるスコットホールで映画を観て、同じ歴史を繰り返さない未来を一緒に築いていきましょう。

 

 

虐殺を生き延び証言するチョ・インスンさん 

 

 
1982年、荒川河川敷での遺骨試掘作業の様子
 
「隠された爪跡」1983年 58分

 

 

 

 

 
 
《In-Mates オンライン版》
2021年 映像 26分50秒
iiyamayuki、写真:金川晋吾
虐殺を生き延び証言するチョ・インスンさん
 
 
1982年、荒川河川敷での遺骨試掘作業の様子

「隠された爪跡」1983年 58分
 
 
《In-Mates オンライン版》2021年 映像26分50秒
iiyamayuki、写真:金川晋吾

百年とは
ほうせんか100周年追悼式実行委員会。「ペンニョン」は百年の韓国・朝鮮語読み。朝鮮人虐殺のことを学ぶため、墨田区八広にある「ほうせんかの家」に各々集まった20代〜40代で、2021年冬に結成された。「関東大震災時に虐殺された韓国・朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会」(一般社団法人ほうせんか)が1982年から毎年9月荒川河川敷で行ってきた追悼式を継承し、2023年追悼式の企画・運営を担っている。
 
HP
 https://100nyeon-housenka.tumblr.com/
Instagram
 @100.nyeon

開催概要

日時

2023年5月27日(土)19:00〜21:00 [18:30開場]

場所

早稲田奉仕園スコットホール

☆スロープございます。

登壇者

内山晴海さん(ほうせんか100周年追悼式実行委員会「百年」)

飯山由貴さん(アーティスト)

定員

100名(状況に応じて定員を引き上げる場合もあります)

120名に増やしました。

参加費

一般1000円、学生500円

※参加費は当日現金にて頂戴いたします。事前のお振込みは不要です。

申込方法

以下「お申込みはこちら」よりフォームをお送りいただくか、メール、電話にてお申込みください。

申込締切

2023年5月26日(金)

定員に達したため、締め切らせていただきました。

講師紹介

内山 晴海(うちやま はるみ) さん

1998年千葉県出身。ほうせんか100周年追悼式実行委員会「百年 (ペンニョン)」メンバー。大学在学中の2017年、朝鮮人犠牲者追悼式典への小池都知事追悼文送付を取りやめをきっかけに関東大震災時の朝鮮人虐殺に関心を持つ。2021年冬、ほうせんかの家(墨田区八広)を訪れ、以降「百年」の活動に参加している。

飯山 由貴(いいやま ゆき) さん

神奈川県生まれ。東京都を拠点に活動。
映像作品の制作とともに記録物やテキストなどから構成されたインスタレーションを制作している。過去の記録や人への取材を糸口に、個人と社会および歴史との相互関係を考察する。社会的なスティグマが作られる過程と、協力者によってその経験が語りなおされること、作りなおされることによる痛みと回復に関心を持っている。 近年は多様な背景を持つ市民や支援者、アーティスト、専門家と協力し制作を行っている。

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