トップ > まなび舎 > Study Hall > Study Hall Vol.6

STUDY HALL Vol.6

大国インドネシアから考えるイスラームの現在地

―経済発展を遂げる多宗教・多民族国家のイスラーム化とテロリズム

 キリスト教を上回り、今世紀後半に世界最大の宗教になるとも言われるイスラーム。イスラームを信仰している人々(ムスリム)が最も多く暮らす国は、意外にも(?)東南アジアの大国インドネシアです。
 インドネシアは、スハルト政権崩壊とともに民主化を達成して以降、2000年代後半から力強い経済成長を続ける多民族・多宗教・多言語国家です。そのインドネシアは、社会の様々な面において「イスラーム化」が進んでいると言われます。これは一体どのような動きなのでしょうか。

 今回は、首都ジャカルタに長く駐在され、新潮社より『インドネシア イスラーム大国の変貌』を出版された小川忠さん(独行 国際交流基金)から、インドネシアにおけるイスラーム化のダイナミックな動きについて、テロリズムも含めた政治、経済、社会、文化など多角的な視点からお話いただきます。インドネシアを通して、イスラームの現在地について一緒に考えましょう。

開催概要

日時 

2016年12月7日(水)19:00~20:30 *終了しました*

会場

早稲田奉仕園内 日本キリスト教会館1階11号室 

講師

小川忠氏(独立行政法人 国際交流基金 企画部長) 

定員

20名(状況に応じて定員を引き上げる場合もございます) 

参加費

一般:500円 /学生・賛助会員:無料

※参加費は当日現金にて頂戴いたします。事前のお振込みは不要です。

内容(予定)

*イスラーム概要(地理的な広がり、ムスリム人口、など)

*インドネシア概要(現況、歴史、政治、経済、社会・文化)

  ⇒インドネシア駐在時の経験や実感なども含めて

*インドネシアとテロリズム(その克服について)

*インドネシアの「イスラーム化」

*インドネシアから見る、イスラームの現在とこれから など

質疑応答

申込方法

以下「お申込みはこちら」よりフォームをお送りいただくか、メールにてお申込みください。

申込締切

2016年12月6日(火) 

講師紹介 小川忠 氏

1959年神戸市生まれ。早稲田大学卒、早稲田奉仕園の運営する学生寮、友愛学舎OB。
1982年国際交流基金へ。ニューデリー事務所長などを経て、2011年よりジャカルタ日本文化センター所長。2016年に帰国し、2016年9月現在は国際交流基金企画部長。学術博士。
新著に『インドネシア イスラーム大国の変貌―躍進がもたらす新たな危機―』(新潮社)。その他の著書に『インドネシア 多民族国家の模索』(岩波新書)、『ヒンドゥー・ナショナリズムの台頭』(NTT出版)、『原理主義とは何か』(講談社現代新書)、『テロと救済の原理主義』(新潮選書)、『戦後米国の沖縄文化戦略』(岩波書店)など。

対応するまなび舎と活動舎


まなび舎

STUDY HALL

活動舎